■夜のプロトコル・アカデミー:講座05回
No_05「“ジャンダークのお君”からニコール・リッチーまで~不良少女、セレブとビッチの100年史~」平山亜佐子 X 速水健朗
<概要>
「セレブレティ」と「ビッチ」。本来、高貴な階級に属している人種、有名人を指す言葉である「セレブ」と、ふしだらな女性を指す「ビッチ」は相容れないものであったはずなのに、その両者が切っても切れないほど接近してしまったのは何故か。
本イベントは、20世紀(多少前後こぼれるけど)をビッチ、またはセレブの時代と捉え、アウトサイダーとして生きた女性の視点で振り返ります。
平山亜佐子の『明治 大正 昭和 不良少女伝---莫連女と少女ギャング団』は、丸ビル一のタイピストで、不良集団ハート団を率いた「ジャンダークのおきみ」を始め、明治大正の新聞が伝えてきた“不良少女”を大量にサンプルした「不良少女辞典」です。
そこに現れた不良少女像とは、社会が彼女たちに求めた欲望の鏡像でもあります。そんな彼女たちの役割は、メディアの発達、複製芸術、大量消費の時代とともに、スター、セレブ、アイドルといった20世紀型の商品となって受け継がれていきます。
その一番わかりやすい例は、マリリン・モンローということになるのでしょうが、本邦では山口百恵でしょう。彼女に刻印された「青い性」「不良少女」「私生児」「不幸な生い立ち」「横須賀(アメリカ)」といった記号群が、彼女を比類なき存在=スターの座に押し上げます。そして、山口百恵が持っていた記号は、80年代以降のアイドル、スケバンのイメージとして拡散し、遍くコピーされていきました。
本イベントは、近代のメディアの誕生・発展と共に“不良少女”が“セレブ”になるという経緯を近代から最新型の“セレブ&ビッチ”であるところのパリス・ヒルトン、ニコール・リッチー、益若つばさに至るまで、たっぷり100年追求するものです。
このイベントのご予約は、下記ジュンク堂書店新宿店(Tel. 03-5363-1300)までお電話、もしくは新宿ジュンク堂7Fカウンターにてお願いいたします。
■日時:2010年1月22日(金) 開演18:30(開場18:00)
■場所:ジュンク堂新宿店 8F喫茶コーナー
住所:東京都新宿区新宿3-29-1 新宿三越アルコット8F
■入場料:1000円(1ドリンクつき)
■定員:50名
■電話予約:ジュンク堂書店新宿店(Tel. 03-5363-1300)




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平山亜佐子(ひらやま・あさこ)
兵庫県芦屋市出身。文筆家。著書に『20世紀 破天荒セレブ ありえないほど楽しい女の人生カタログ』。2008年11月に本書の第一稿となる「明治 大正 昭和莫連女と少女ギャング団」で河上肇賞奨励賞を受賞。
速水健朗(はやみず・けんろう)
1973年生まれ。石川県出身。フリーランスライター/編集者。音楽、芸能、コンピュータなどの分野で執筆活動を行う。著書に『タイアップの歌謡史』『自分探しが止まらない』『ケータイ小説的。――”再ヤンキー化”時代の少女たち』等。